【特別記事】2025年度慶應ロー入試の答案例を無料公開!【民法】


この記事を読んで理解できること
- 基本情報
- 慶應ロー入試の特徴
- 2025年度入試問題の答案例
この記事は、
- 2026年度入学の慶應ロー入試を受験する予定
- 慶應ロー入試の民法の出題傾向を知りたい
- 慶應ロー入試の民法の答案例を読みたい
という方におすすめです。
まもなく、慶應義塾大学大学院(慶應ロー)の入学試験が始まります。
司法試験や予備試験と異なり、過去問を解説した書籍などがないことから、どのように対策すればいいか悩んでいる受験生も多いのではないでしょうか。
そこで、全6科目について、慶應ロー対策を伝授したいと思います。
この記事では民法編として、
第1章で慶應ロー入試の基本情報
第2章で慶應ロー入試の特徴
についてそれぞれ解説した上で、
第3章で、2025年度入試問題(2024年実施)の民法答案例を無料公開します。
慶應ロー入試の特徴である、短い制限時間を意識した実践的な答案となっていますので、ぜひご参照ください。
第1章 基本情報
まずは、慶應ロー入試の基本情報を解説します。
この記事では既習者コースの一般選抜について説明しておりますので、未修者コースや特別選抜とは異なることにご注意ください。
- 試験日:2025年8月30日(土)
- 試験会場:慶應義塾大学三田キャンパス
- 集合時間:9:30(試験場入場:8:30~)
- 筆記試験時間割
時限 |
試験科目 |
予鈴時間 |
試験時間 |
1時限 |
憲法・民法・刑法 |
9:30 |
10:00~12:30 (150 分) |
2時限 |
商法・民事訴訟法・刑事訴訟法 |
13:40 |
14:10~16:10 (120 分) |
第2章 慶應ロー入試の特徴
この章では、慶應ロー入試の特徴として、
- 試験時間が非常に短いこと
- 民法の出題傾向
について解説します。
2-1 試験時間の短さ
第1章で説明したとおり、慶應ロー入試の試験時間は
- 憲法・民法・刑法:合計150分
- 商法・民事訴訟法・刑事訴訟法:合計120 分
です。
つまり、平均で上三法は50分、下三法は40分しかありません。
これは、予備試験法律基本科目の平均である70分よりさらに短い制限時間です。
問題文の読み込みと答案構成を10分で終えて、1分50文字のペースで書いたとしても、上三法は2000文字、下三法は1500文字が限界となります。
そのため、重要でない論点を長々と書く余裕は一切なく、コンパクトな論述が求められます。
2-2 民法の出題傾向
近年の出題傾向としては、当事者が相手方に何らかの請求を行ったという事案で、かかる請求の当否について、相手方の反論を踏まえて検討することが求められています。
これも、司法試験の出題傾向と合致するものです。
また、当事者の主張・反論を嚙合わせるには要件事実の理解が不可欠といえます。
第3章 2025年度入試問題の答案例
それではいよいよ、2025年度入試問題(2024年実施)の答案例を公開します。
徹底的に出題趣旨を押さえた上で、上三法は2000文字以内、下三法は1500文字以内という現実的な文字数の答案を作成しました。
この記事では民法の答案例を紹介します。
■ 民法 2025年度試験問題
■ 法律科目出題趣旨(民法)
第4章 まとめ
以上のとおり、慶應ロー入試は試験時間が非常に短いことと、各科目の出題傾向を意識した対策が重要です。
この記事を参考に、ご健闘いただくことを心から願っております。
コメント